2021-12-03 Fri
木造住宅のメリット・デメリットとは?耐震性は大丈夫?
昔から日本で主流の「木造住宅」。
古民家や昭和時代に建てられた昔ながらの家も木造住宅ですが、現在も木造住宅は多く建てられています。
今回は、そんな木造住宅のメリット・デメリット、そして耐震性についてご紹介いたします。
木造住宅に使われる主な木材
木造住宅に使われる主な木材は6種類あり、それぞれ特徴が異なります。
木材の種類 | 特徴 |
---|---|
ヒノキ | 耐水性◎/害虫に強い |
ケヤキ | 耐久性◎/大黒柱などに向いている |
スギ | 耐水性◎/加工しやすい |
ブナ | 弾力性◎/乾燥しにくい |
アカマツ | 耐久性◎/土の中でも腐りにくい |
ナラ | 耐久性◎/美しい木目 |
木にはそれぞれの個性があるので、家の構造や雨が降りやすいなどの気候によって、適した木材が変わります。
木材住宅のメリット
木材住宅のメリットには、
・建築費用を抑えられる
・癒し効果がある
・調湿性に優れている
・耐熱性に優れている
の4点が挙げられます。
建築費用を抑えられる
木造住宅の費用の相場は、1坪あたり40~60万円に対し、鉄筋コンクリートは70〜100万円、鉄骨は50〜90万円です。
鉄筋コンクリートや鉄骨に比べると坪単価が低く、建築費用を抑えられるのが木造住宅です。
癒し効果がある
自然素材を使った木造住宅には特有の木の香りがあります。
木に含まれる「フィトンチッド」と呼ばれる精油成分が、ストレス軽減やリフレッシュといった癒し効果をもたらしてくれます。
この特有の香りが好きで、木造住宅を選んでいるという方もいらっしゃるほどです。
調湿性に優れている
木造住宅は、湿気の調節をしてくれるので、快適に過ごせるというメリットがあります。
日本には、多湿になりやすい梅雨の時期があります。多湿になると、床と足がペタペタとくっついたり、部屋干しの洗濯物が乾きにくくなって雑菌臭がしたりと、不快に感じることが多くなります。
逆に湿気が少なすぎても、乾燥が進んで肌や喉に悪影響が出ることもあるので、湿気のバランスは生活する上で必要不可欠です。
木は湿気が多ければ吸ってくれますし、逆に少なければ、木が水分を空気中に排出してくれます。
湿気のバランスを整えてくれる木造住宅は「日本の気候に合っている」といえるでしょう。
耐熱性に優れている
木は耐熱性に優れているので、一年を通して過ごしやすいという点も大きなメリットです。
木は鉄筋コンクリートや鉄骨に比べて熱伝導がよくないため、耐熱性に優れています。
加えて外気温の影響を受けにくいこともあり、鉄筋コンクリートや鉄骨に比べると夏の暑い時期や冬の寒い時期も快適に過ごせます。
木材住宅のデメリット
木造住宅のデメリットとしては、
・鉄筋コンクリートや鉄骨に比べて耐震性が低いこと
・木材によってはシロアリなどの害虫被害に遭いやすいこと
の2点が挙げられます。
鉄筋コンクリートや鉄骨に比べて耐震性が低い
鉄筋コンクリートや鉄骨に比べると、木造住宅は耐震性が低いです。
ですが、地震が起きたら全壊するほど低いのかといえば、そうではありません。
日本の住宅は、震度6~7の地震に耐えられるように造ることを、建築基準法で定められています。
また、木は鉄筋コンクリートなどにはない柔軟性と軽さを持ち合わせているため、地震の揺れに対して忍耐力もあります。
それでも築年数が20~30年となると、やはり傷みは出てくるので、定期的なメンテナンスが必要です。
木材によってはシロアリなどの害虫被害に遭いやすい
害虫被害については、シロアリなどに強いヒノキを選べば、そこまで心配する必要はありません。
ですが、ヒノキは高価なので、どうしても費用が上がってしまいます。
もしヒノキ以外の木材を選ぶ場合は、定期的にプロによる点検をしてもらいましょう。
まとめ
木造住宅は、コスト面や日本の気候に適した調湿性・保温性から、一般的な住宅として広く普及しています。
鉄筋コンクリートや鉄骨に比べて耐震性が低いといったデメリットもありますが、現在の建築基準はより厳しくなっていて、地震が起こっても倒壊しにくいです。
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